過去の投稿 4 3 2 1
〇 ミカロユス・チュルリョーニス
2026年4月9日
以前から少し興味があり、国立西洋美術館で開催されている「チュルリョーニス展」を見に行ってきましたが、想像以上の素晴らしさに興奮しました。すべての作品が、私の価値観を書きかえていきました、私はこれほどの作品群を今日まで知らなかったことに驚きです。 皆さんも、もし機会があれば是非一度ご覧になってみてください。
(あまりにも素晴らしかったので、私ももう一度行くと思います。)
〇 大日如来
2026年4月9日
むかし東京国立博物館で運慶が作ったとされる大日如来坐像を目にしたことがあります。360度ぐるりと見回したとき、どこから見てもその完璧な姿に私は宇宙(コスモ)を感じました、それは衝撃的な体験でした。その像は現在、虎ノ門の専門美術館に展示されています。おそらく制作した仏師も、宇宙を表現しようとしていたのだと思います。鎌倉時代の表現が、火傷するほどの熱量で私に伝わってきました!
(当該大日如来は撮影禁止のため、写真は一緒に制作されたとされる像です)
〇 うどん
2026年4月1日
この30年ほどで感じていることがあります。うどんの世界では讃岐の勢力が日本中に広がり、うどんがどんどん固くなり、画一的になりつつあるのではないかという危惧です。やわらかく優しい味のうどんは次第に姿を消し、東京の真っ黒なだし汁もあまり見かけなくなりました。本当にこれでいいのでしょうか?
日本が、讃岐に覆いつくされようとしているのですよ!
(讃岐系はそれはそれでおいしいのですが……)
〇 ゴッホの春
2026年3月28日
ゴッホの絵の中で、「花咲くアーモンドの枝」という作品が一番好きです。誰が見ても、花が咲くことの喜びやめでたさ、少しウキウキするような気持ちが伝わってくる、素晴らしい絵だと思います。公園などでアーモンドの花が咲いているのを見かけることがありますが、その姿は桜や梅によく似ています。おそらくゴッホは、浮世絵を通して見た日本の桜や梅を、アーモンドの花として認識していたのではないでしょうか。
ゴッホに、日本の春を見せてあげたかったですね。
〇 仙ノ倉山2回目敗退
2026年3月27日
去年は強風のため平標山で引き返したので、今回は天気も良く、風も穏やかな本日に挑んでみました。ところが、なんと靴が崩壊……。まだ雪も多く残っていたため、何かあれば人に迷惑がかかると思い、途中で引き返してきました、また来年です。
冬用の靴もハードに使っていたので仕方がないのですが、新しく買うとなると5〜7万円の出費です……。カメラのレンズも欲しかったのですが、いろいろと計画が崩れてしまいました。
〇 静岡県立美術館
2026年3月21日
先月に続いて静岡県立美術館へ石田徹也さんの絵を見に行きました。後期展示でこの絵は初めて見る絵です、これほど悪夢を絵画で表現できる画家もいないと思います。石田さんは平成を代表する偉大な画家だと思います。
〇 江戸城
2026年3月12日
久しぶりに東京駅の近くに立ち寄ったついでに、ランニングステーションで着替えて、皇居の内堀を走ってきました。内堀通りを一周するだけでも、城としての機能や地形を体感することができます。この城は海に近い台地に広大な堀を掘り込んで造られており、本丸へ攻め込むとなると、かなりの犠牲が出そうに感じます。さらに外堀の内側には城下町を抱え込み、海と川に港湾機能も備えていました。これほどの城を落とすには、よほどの大軍と犠牲が必要であることを、大名たちに見せつける意図もあったのでしょう。
桜田堀を眺めているだけでも、当時の事業の大きさを実感することができますよ。
〇 南三陸町歌津(伊里前)
2026年3月11日
15年前、東北の地震のあと、スコップを持って南三陸町の災害ボランティアセンターへ行き、歌津郵便局付近の片付けを手伝わせていただいたことがあります。そこには、日本中の企業や個人の方々が集まっていました。少々体力もあるし、少しは役に立てるのではないかと考えていたのですが、そこで感じたのは「自分の無力さ」でした。
スコップで懸命に作業してみましたが、当時は車よりも大きな瓦礫があちこちに転がっていて、人の力だけでは限界があります。重機がなければ作業は進まないのに、その重機が足りていない現実が目の前に広がっていて、本当に自分の無知と無力を思い知らされた経験でした。
その後、中田英寿さんがボランティアのために重機のライセンス取得や使用車両の確保に取り組んでいると聞き、本当に現場の実情を理解して行動できる人なのだと感心した記憶があります。
〇 春は花の季節?
2026年3月6日
日本では「春は花が咲く季節」というイメージを持っている人が多いように感じます。しかし、多くの植物にとって春は、芽吹き、青葉を茂らせる時期でもあります。おそらく、そのイメージは「桜の花」の印象が強いためではないでしょうか。しかし桜は、春に花を咲かせるために、通常の植物とは異なる手順を経ていることを知る人は多くありません。
桜は春から夏、秋にかけて光合成によって作られたでんぷんを、枝や幹、根に蓄えて冬を越します。そして春になると、葉よりも先に花を一気に咲かせ、その後すぐに葉を茂らせます。花は短期間で散り、再び来年の春に向けて栄養を蓄えるサイクルに入ります。
春の早い時期に花を咲かせる植物は比較的少ないため、昆虫による受粉の面で有利になることも、その理由の一つと考えられています。
冬のモノクロームな風景に目が慣れているため、春の桜の花はよりいっそう鮮やかに見えます。そのため、「春=花」という印象を持つ人が多いのかもしれません、 本当に桜はいろんな意味で日本人にとっては格別な花なのでしょう。
(写真は私の好きな梅ですが…)
〇 東京マラソン2026
2026年3月1日
東京マラソンを走ってきました。私は暑さが苦手なのですが、本日は恐ろしいほどの春の陽気……。死ぬかと思いました。たぶん、これで12回目のフルマラソンです。昔、私はセブンスターを1日に2箱吸うほどのヘビースモーカーでした。煙草をやめ、弱った体のリハビリのつもりで始めたジョギングが、ここまで続くとは思ってもいませんでした。
本当に、ボランティアの方々や大会に携わったすべての皆さまに感謝申し上げます。おじさんにすてきな思い出をありがとうございました。
〇 千葉で一番有名な山
2026年2月22日
千葉県で一番有名な山はどこでしょうか? 千葉県の山は穏やかなものが多く、標高は全国でも最下位です。鋸山や鹿野山など、眺望の良い山もありますが……。意外にも、一番有名かもしれないのがこの「プロメテウス火山」です。市川港までジョギングで走ったときに見えるのですが、ときどき白煙を上げていますよ。
〇 古今亭志ん朝
2026年2月16日
2時間を超えるジョギングのときには、よく落語を聞いています。昔は上方落語が好きだったのですが、関東での暮らしも30年以上になったからでしょうか、最近は江戸落語を好んで聞くようになりました。なかでも古今亭志ん朝をよく聞いています。この方の落語は誰が聞いてもわかる上手さで、いつも楽しい気持ちにさせてくれます。今日聞いたのは「真景累ヶ淵 豊志賀」。物語を聞きながら、昔のバイト先の先輩のことを思い出しました。年上の彼女との関係がこじれ、傷害、警察、裁判と、ずいぶんとドロドロした状況に陥り、焦燥していた姿が重なったのです。
あの先輩も、今は何をしているのでしょうか。
〇 石田徹也
2026年1月23日
静岡県立美術館へ石田徹也さんの絵を見に行き、彼の代表作に久しぶりに出会うことができました。2005年に亡くなった画家ですが、私は彼の死を知ったとき、決して他人事には思えませんでした。石田さんの絵を見ると、就職氷河期の最も冷たかった時代を思い出します。パワハラ、サービス残業、派遣切り、失業――そうした冷たい事象が洪水のように街にあふれていた時代だった気がします。私自身も一人暮らしでお金がなく、拾った粗大ごみをヤフオクで売り、生活の足しにしていたことがありました。
ぜひ皆さまにも、一度彼の絵を見ていただきたいです。少しでも、彼が生きた時代や、彼の気持ちを感じ取ってもらえたらうれしく思います。
〇 慶春
2026年1月2日
明けまして、おめでとうございます。関西の実家に帰った際、アベノハルカスに登り「大阪から見える山」を見てきました。大阪版を作ってほしいという声もあり、よい写真が撮れれば作成しようかと思っていたのですが、少し雲が多く、またの機会となりました。東京よりも山が近く、360度見ごたえがあるので、いつか作れたらと思っています。
2日は恒例の東京国立博物館へ行き、松林図屏風を見てきました。何度見てもすばらしいものです。これがここにあるから、私は東京に住んでいるのかもしれません。
音楽は相変わらず外国の方ばかりに聴いていただいており、感謝ばかりです。本年は、日本の方にも興味を持っていただけるよう、がんばります。
(30分前に並び、誰もいない部屋で松林図屏風を見ることができました。)
〇 プレートテクトニクス
2025年12月29日
実家に帰ったついでに、能登の地震で隆起した漁港を見てきました。ぜひ自分の目で見たかった事象です。たった1分の地震で、4メートルも地面が隆起したといいます。漁港では海底がすべて露出し、もはやただのコンクリートの囲いのようになっていました。
一瞬でこれほど隆起することは珍しく、私が生きている間に目にするとは思ってもいませんでした。日本列島の成り立ちや、ほとんどの山々もこの働きによるものなのでしょうが、ここまで一瞬にして起こるとは……。
これらは、プレートテクトニクスの莫大なエネルギーを実感できる、分かりやすい例だと思います。この荒々しい大地に住むということを覚悟し、備えともしもの時の社会的保障は必要なことだと思います。
〇 生命力
2025年12月15日
最近、東京の地下の駅では地下水位の上昇のため、あちこちで水がしみ出し、係員の方々が苦労している様子をよく目にします。そこには苔が生えていたり、植物の葉が顔を出していたりして、その生命力には驚かされます。少ないLED照明に、いったいどれほどのエネルギーがあるのでしょうか?フィルム時代から写真を撮っている方なら分かると思いますが、太陽光のエネルギーと比べると、1/100以下ではないかと思います。
それとも、水があり無風で温度も一定なため、意外と居心地がいいのでしょうか?
過酷とも思える場所で、淡々と生きる姿に、生命の本質を見せられている気がします……。
(西日暮里駅の薄暗い地下)
〇 石田徹也さん
2025年11月21日
2000年ころの私は「テレホーダイ」を使って、深夜のインターネットで情報を集めたり、交換したりしていました。その時期に石田さんの2枚の絵画を目にし、「この作者に会ってみたい」と強く思いました。しかし会うことはできず、時が流れて2005年に亡くなったことを知りました。 石田さんは私より3つ年上で、同じ就職氷河期ど真ん中の世代です。当時は気づきませんでしたが、どの作品も、あの厳しい時代の悲しい涙の結晶のような絵画です、純粋な人は生きにくい時代でした。もしあの時代を生き抜けていたら、巨匠として、この令和の時代を冷静に見つめた絵を、あの透き通るようなアクリル絵の具で描いていたのではないかと思っています。 今年で亡くなって20年となり、来年は静岡県立美術館で代表作が展示されます。どうか石田さんが生きた時代や空気を感じ、石田さんの記憶を分かち合う仲間が増えればと思っています。
(写真は過去のVOCA展の石田さんの受賞作の展示)
〇 日光白根山
2025年11月4日
本日の朝、私が住んでいる葛飾区のマンションから白根山(日光)がよく見えました。この時期になると、遠くの山々もよく見えるようになってきます。白根山も雪をまとい、凛々しい姿をしていました。「白根」という名前も、きっとここからついたのでしょう。男体山と合わせて日光連山の存在感をあらためて感じさせます。徳川家康がここに東照宮を造ったのもよく分かります。今でも、真北から東京(江戸)を見張っているような気がしませんか?
都内からでも見る気があれば冬によく見えます!
(写真は500mm F6.3)
〇 至仏山
2025年10月15日
同僚と尾瀬を歩き、至仏山に登ってきました。この時期の尾瀬は秋から冬への気配が濃く、どこかで紅葉を踏んだ悲しげな鹿の鳴き声が聞こえ、湿った美しい空気に満ちていました。私は少しだけですが地質や岩石にも興味があるので、至仏山は昔から行ってみたかった山でした。蛇紋岩を見て、触り、踏んで山を登ることができましたが、そのおかげで派手に転倒して腕が少し痛いです。
蛇紋岩は滑りやすいことで有名なのです……。
ただ、山頂での天気は今ひとつで、あまり展望はよくありませんでしたが、秋の空気を強く感じることができた、よい山行でした。
(写真は尾瀬から見える燧ケ岳)
〇 酒井抱一
2025年10月7日
数ある美術品の中で、いつも目が止まる作家がいます、酒井抱一です。彼の作品はいずれも端正で、日本美術の美しさの要素が結晶化したかのような「ハレ」と「さび」の絵は見事です。時代的には葛飾北斎とほぼ同時期に生き、筆を執った人ですが、絵の方向性は違えど北斎に劣らない芸術家だと私には思えます。 抱一は「江戸琳派」に分類されることが多いものの、その枠に収まらないくらいの光を放っている作家だと思います。(東京国立博物館に行けば、彼の作品を見ることができることが多いです。)
