はじめに
現在の音楽の状況を見渡してみると、1オクターブを12に分割した音程を使うという基本的な構成を、太古より変化させることなく続けてきているように思えます。この活用の方法を例でたとえるとするならば12色の絵の具で表現してきた音楽の世界だったのではないでしょうか? 21世紀を迎えて新たに人類の感覚がより研ぎ澄まされるのであれば、もうすこし違う音楽の世界が聞こえてくるのではないか?との思いが僕にはあります。世界中の音楽も今世紀に入ってからは新たな音楽をあまり生み出すことができずに停滞している感じがしませんか?
ただ12平均律以外の音楽を制作するというのは本当に暗闇の中できれいな石を探すような作業ですが、なにか生涯で一つでも見つけることができたらと思い音楽を製作しています。
あと登山が趣味で、山について紹介するHPも載せました、興味ある方はご一読ください。
もし曲を聞いて「誰か」が「何か」を感じ、考えることがあれば僕にとって幸いです。
平成20年6月1日
A.hideya