You tube
いつのころかyoutubeに投稿するようになって、それからしばらくしてyoutubeが大流行りして「恩恵を受けているなぁ」と思うこの頃です、本来であれば動画の配信サイトなのに動画は一切使ってません、本当にみんなよく見てくれてありがとうございます、本当に感謝の念が絶えません……
そして7年ほど前に「この手の音楽は日本には根付く土壌がないので、海外に向けて発信した方が良い」との真剣なメールが来まして、英語版のページを作ってみたところ確実にこちらの視聴数のほうが上回ってしまいました、どうもマニアは世界に一定数いるようで真剣に聞いてくれる方が多いのでうれしいです。(じつは私は海外は行ったこともないので不思議な感じなのですが…)
メインページはこちらから(いつの間にやらこちらがメインとなっているようです)
〇1~11平均律による小曲集 1~11-tET
昔から15平均律以外での音楽を作ってみたかったので、1平均律から11平均律までの曲を製作してみました。 基準音をA(440Hz)と定めて対数的に等間隔とし、一番シンプルなリズムだと思うハウスのリズムを基調で整え、ほとんどの曲の和声は安定→緊張→緩和としたのですが、不安定な和声しか存在しない音階でも順番にならべるとそれなりに聞こえたりもするのが不思議なところでもありました。
〇Like Japanese curry 5-tET
超シンプルな5平均律 各音程差は240セントでの音階のうち4つの音での作、それを転調させて単調さを補ってみました、いろいろ詰め込んだら何国風なのか分からないので日本のカレーみたいな音楽と思ったところでタイトルとなった。
〇Like a calm river flow 5-tET
超シンプルな5平均律でつくってみました、 各音程差は240セントでの音階のうち4つの音での作。シンプルに、ただそれだけを考えて作った曲。
〇Like KoB 7-tET
上記の小曲集で興味を持った7平均律での作例です。
タイトルは某超有名ジャズトランぺッターの超有名アルバムから、7平均律は不思議な調性だと思います。昔より「Kind Of Blue」は好きなアルバムでこの手の音楽をするにあたり、このアルバムは本当に教科書だと思っています、偉大なアルバムです。
〇Like It's snowwing 7-tET
7平均律のフレーズを重ねていったハウス
音が飛び散るような感じが雪かな?と思いそんなタイトルにした曲、7平均律は和音は濁るけど自然な感じ印象、好きなリズムを聞かれたらハウスと答えると思います、心臓の鼓動に一番近いリズムではありませんか?
〇Like Chikuzen 7TET (youtube版)
基準音442Hz、7平均律 (音程a、周波数y、y=440×2のa/7乗) 大好きな7平均律での作品、高橋竹山を知ってますか?伝説の津軽三味線弾きです、奏でる音は「冷たい津軽の風景がみえるようだ」と言う方も多いのですが、私は明日への希望の響きも多く感じ取られます、いずれも素晴らしい演奏家に変わりはありません。機会があれば是非聞いてみてください。
〇Like yamashiro 8TET
正直にいうと8平均律は難しい律です。ハーモニーの要素があまりない。
違和感のあるテーマを広げていく感じでの作品
〇Like Ensor's paintings 8TET
8平均律の不安定性を不安定と安定の波の揺さぶりのような音楽を作ってみました。
〇Like Satchmo 9TET
9平均律に含まれる長三度の音程を使った明るい曲
この手の音楽は暗く気持ち悪く感じてしまうことが多いので、思い切り明るく楽しいそうな曲を目指して作ってみました。サッチモとはルイ・アームストロングの愛称です。
〇Like the sea of Chiba 9TET
9平均律に再チャレンジ、前回とは使う音階を変えてみたのですが何か似ている… シンプルにしすぎたかな…
〇Like spring flowers 10TET
前回の10平均律と少し音階を変えて作ってみました、不安定さを加え、少し眠い感じの音階です。
〇Like Spring sea 10-tET
10平均律のうち4音を使用したところアジア風味となり、そのまま制作していった結果こんなことに、、、Sping seaとはそう「春の海」、春の海のオマージュ作品です。
〇Like Yagibushi 10-tET
10平均律のうち5音を使用し、大正くらいの日本の歌謡風に仕上げた曲です、八木節などを参考としました。
〇Like Summer Creatures 10-tET
10平均律で、お祭りの音楽的な雰囲気を目指して作ってみました、やっぱり10平均律はアジアの香りがするような。
〇Like Parker 3 11-tET
前回の小曲集のなかで一番面白いと思った11平均律の曲で製作してみました。
あまりにも前衛すぎるというか、なんというか?これが好きだ!毎日聞きたい!という曲ではないかもしれませんが、がんばってまとめてみました。
〇Like 40s music 11-tET
40年代のニューヨークのビバップ演奏者が11平均律での楽器で演奏したとの空想曲
〇Like alein conversation 13-tET
13平均律の違和感を積極的に使ってみようと制作してみました。
偶然隣に座った異邦人の会話に耳をすますことが僕には多々あります、何を話しているの?怒っているのか?喜んでいるのか?愛を語っているのか?それだけでもも楽しい時間です、作っている最中にジャッキーとサモハン・キンポーの会話を思い出したところから命名。
〇Like autumn weather 13-tET
13平均律でも意外にスムーズなメロディーと調性を感じることができる気がしたので、12小節ずつ表と裏の面がひっくり返るような音楽を作ってみました。
しかし12平均律のようなメロディー展開ときらめくような和音の進行は難しいです、ワンパターンの繰り返しの音楽です。
〇Like marble mixed 13-tET
あまりにも前回の11平均律の曲がコアで聞きにくかったのではないかと思い、 12平均律の普通のなかに1/4ほど13平均律をすべての小節に混ぜ込み曲を制作してみました、逆に自然に聞こえすぎるような気がするかもしれませんが、すべてに異質の曲となっているはず?
〇「Like Satie2」 (youtube版)
基準音440Hz、15平均律 (音程a、周波数y、y=440×2のa/15乗)
「Like Satie」の続きを製作しようと思ってたのだが、どんどん離れてしまった。 しかも転調なしで製作をと思ってたのだが気が付いたら転調だらけ。
〇「Like Parker」 (youtube版)
基準音440Hz、15平均律 (音程a、周波数y、y=440×2のa/15乗)
昔聞いたテクノの曲(タイトルなど忘れてしまった)の延々と続くコード進行をBachの「螺旋カノン」のうように二度ずつ転調させて(下方に)、ペンタトニックスケールを基調としたメロディーをたまにOutsideに振りながらのっけていく、初期のモダンジャズBe Bopのようにいかにトリッキーな音の並べ方、ハズしかたをするかを課題として作ってみました、半分はただめちゃくちゃ打ち込んだだけだ、たださすがにハズしたときの感じは12の平均率の比ではない、何とも言えない曲でな気がする。
〇「Like Swing」 (youtube版)
基準音440Hz、15平均律 (音程a、周波数y、y=440×2のa/15乗)
Swing jazz風にシンプルな構成とし、以前までの転調を多用というのはやめてみた、どうもフレーズがマンネリしてきた気がする、いかにも打ち込みのピアノだが素人なので大目に見てください。
〇「Like Swing2」 (youtube版)
基準音440Hz、15平均律 (音程a、周波数y、y=440×2のa/15乗)
「Like swing」の続きの曲
〇「Like Satie」 (youtube版)
基準音440Hz、15平均律 (音程a、周波数y、y=440×2のa/15乗) Erik Satie風の曲、いわゆるクラシックからの脱却を実現させたフランスの作曲家です、 有名なピアノ曲からヒントを得て作ってみた曲です、拍子は6/8でM7とm7を2小節づつひき4小節ごとにスケールを変えています、これもたくさんの音を登場させるべく「螺旋カノン」のようにどんどん転調させてみました、テンポが遅いのと音数が少ないのでビートが目立つ、それを味と感じるか、聞くに耐えられないかは聞き手の感覚しだいでしょう。どうも最近は15等分平均率を強調するあまり転調しすぎの傾向があるような気がします、次は転調無しでやってみよう。
〇「Like Bach」 (youtube版)
基準音440Hz、15平均律 (音程a、周波数y、y=440×2のa/15乗)
この曲は、はじめて15律で音楽を作るにあたって、J.S.BACHの「平均率クラヴィーア曲集1」のPrelude No. 2に手本として製作してみました、同時に和音をひいてしまうと激しいビート(唸り)が目立ってしまうが分散させることにより耳には優しく聞こえます、そしてテンポは遅いよりもはやい方がビートは目立たない、音楽の理論や構成を考える時にはやはりBACHはすごいと思う、まずはモノマネから、だが平均率への「にじりより」がめだつ曲だ。最後にはjazzでよくやるOutsideのフレーズをいれてみた、特に音のハズれかたは12に比べたら大きいのが分かる。
〇 Like the movement of Saturn (youtube版)
基準音440Hz、19平均律 (音程a、周波数y、y=440×2のa/19乗)
19平均律独特の響きの和音を進行させつつ変調したり、時の流れを意識させるような曲に仕立ててみました。
〇Like Stairs 24-tET
久しぶりの24平均律での作品、とはいっても、12平均律で2小節か4小節ごとに50セントあげた(下げた)ピアノに転調させている構造、右足と左足で違う階段を登っているような感覚であったので、「階段のような曲」なのです。
〇24 (youtube版)
基準音440Hz、24平均律 (音程a、周波数y、y=440×2のa/24乗) 24での作曲は楽にできるかと思いきや、意外に難航してしまった、同じコード進行で三つのアレンジを入れてみた、もっと探れば面白いコード進行を発見できそうだが時間の都合であきらめてしまった、2小節づつ普通のAm G F Gのコード進行で偶数小節を1/4音下げてみた、不自然さの排除の追求だったかもしれない、意外に難しい。新しい和音を経過和音としてしようしようとしたが難しいのでやめました、それはまた次にでも。
〇Like refracted light (youtube版)
基準音442Hz、34平均律 (音程a、周波数y、y=440×2のa/34乗) 34平均律を使い、12平均律より短3度の和音をより響かせて12平均律より澄んだ音楽にしようと作ってみました、
〇「Like Uminari」 (youtube版)
基準音440Hz、53平均律
どっちかというと、その平均律の独自の味を出そうという曲ではなく、53に分割することで純正律に近づけようとした曲、ほんのわずかな響きの良さを感じてくれたら。
〇Like an endless uphill (youtube版)
基準音440Hz、144平均律 (音程a、周波数y、y=440×2のa/24乗) 4小節ごとに1/144転調させ、気が付かないうちに結構キーが上がっているという、だまし絵的な作品。